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伝説のアレジン復活 パチンコモーニングの話  

モーニングの由来

現在ではコンビニ、ファーストフード店が立ち並び朝早くから食べる物に苦労はしない時代ですが、随分昔の話になるのですが世の中にコンビニやファーストフード店が少なかった当時は町のあちこちで喫茶店が繁盛しておりました。

お店の規模で云うと個人ラーメン店みたいな感じで10人から20人で満席になりカウンターとテーブル席があって一人客は大抵カウンター席に座り友達同士や夫婦、家族等はテーブル席で賑わっておりました。

昼には近隣の会社勤めのサラリーマンをターゲットに定食(日替わり)サービスを行い経営が成り立っておりましたが朝に喫茶店へ珈琲だけを飲みに来る客が少なかった事で朝に珈琲を注文してくださったお客様のサービスとしてモーニングサービスが始まったきっかけでした。

珈琲又は飲み物を注文して下さったお客様にはもれなくトーストとゆで卵をサービスとして朝からモーニング目当てで珈琲を飲みに来る客が増え中規模の喫茶店では更にハムエッグ、サンドイッチ、サラダ、フルーツ等でAセット、Bセット、Cセットとか価格のランクもつけてサービスをしていた時代でありました。

当時のパチンコ店もモーニングサービスが流行ってた時代

今では考えられませんがスロットでAT機およびART機がなかった時代、当時の機種がノーマル機で大勝出来なかった事もあって8割のお客さんがパチンコの爆裂機が目当てで朝からスロットの打つお客さんが少なかったパチンコホール。

当時は地元密着店舗がほとんどで毎日来てくださる常連客を大事にしておりました事で何か常連客にサービスが出来ないものかと始まったサービスでもあっていつしかパチンコ店のモーニングと云うホール独自のサービスが始まりました。

パチンコ店独自のモーニングサービスの内容

お店が閉店したのちに従業員が手回しでボーナスフラグが入るまでひたすら打ち続けボーナスフラグ(次のゲームでBIGボーナスもしくはREGボーナスを揃える事が出来る)が入った時点で電源を落とし仕込みを入れる。

朝一入場したお客さんが台に座り1000円でコインを購入(持ち込みコインで遊戯させない為)した後店員が1台づつ電源を入れ回っていくといった感じでした。

電源が付いた時点でボーナスが入っているかどうか分かるので運命の瞬間でもありました。

当時のスロット機は波が穏やかな仕様でしたので興味がないパチンコユーザーが多かったのですがモーニングサービスだけは特別で1000円握りしめて朝の運試しみたいなものでモーニングがある店にはスロットも賑わっておりました。

現在は抽選方式がほとんどのホールで実施されておりますが当時は並んだ順が殆どであった為早い時間から並んで座布団、毛布等(長期戦に備え)を持参されていたパチンコファンが多数おられました。

当時は管理人もモーニングについては随分とお世話になりました。

外回りのサラリーマン、自営業者もその時間だけパチンコ屋へ行って運良ければ毎日1000円でボーナスを引けて勝てる時代でしたので今では考えられない時代です。

パチンコ業界に入ってからモーニング機の存在を知る

パチンコ業界に入ってからモーニング機の存在を知りました。

それまで従業員が一生懸命ボーナスフラグが入るまで毎日打っていたと思っておりましたがモーニング機はスロット機種ごとに制作されており業者から機種毎に機械を購入してホールに販売していることを知りました。

モーニング機は一台15000円から20000円程でホールに販売されておりスロット機の基盤に繋がれているハーネスを外してそのモーニング機を繋げた途端にモーニング機のランプが点滅が始まり点滅から点灯になった時点でボーナスフラグが入った仕様となっておりました。

新台入れ替え初日には全台モーニングスタートを実施していたホールではモーニング機の購入は多くても1機種に2台までで機械だけでは追いつかない為、従業員が手入れでボーナスフラグを入れていたおりました。

今でこそパチスロ機の寿命は短くなっておりますが当時はスロットメーカーの数も少なく発売機種も年に数機種といった時代、機種の稼働状況が悪くなった場合はコッソリとモーニングを入れるなどをしてお客さんの興味を持たせておりました。

メーカー仕様のパチンコ機種にもモーニング機能が

当時のパチンコメーカーでは正規のロム仕様でモーニング機能があった機種が多数あって一番有名な機種では藤商事のアレジンとエキサイトといったアレパチで電源立ち上げで直ぐに当たる仕様となっており一撃4万発オーバー日常茶飯事な爆裂機で1000円で10万円が勝てる事で朝のホールは行列で賑わっておりました

他のパチンコ機種でも今のスロット機での設定リセットから天国スタートみたいなパチンコ仕様で電源立ち上げ100回転まで当選確率がUPしていた機種がちらほらありました。

あまりの昔の事ではっきりと思い出せませんが機種名が宝島?七福神?とかの名前で朝一それだけにホールへカニ歩きで打ちに行っておりました。

当時はインターネットが無かった時代で情報源はパチンコ雑誌やパチプロ等知っている人のみの特権でした。

一回の大当たりで3000発位だったと思います。

遂に2022年4月に伝説のアレジンが復活(合法的)

Pアレジン プレミアム(藤商事)長年の歳月を得て2022年4月4日に復活しました。

モーニング機能について

初代アレジン → 電源ONOF状態で1/8で天国状態となる

Pアレジンプレミアム → お店側が閉店後にスタートチャッカーをゲージ棒を通しC時短(天国状態)を仕込む事が出来る

Pアレジンプレミアムについてはお店側が仕込まなかったら何も始まらない

出玉性能について

初代アレジンの出玉は1回の大当たりで2000個の出玉がありましたがPアレジンプレミアムの大当たり出玉は1250個で出玉性能が落ちているのが残念な点です。

比 較

初代アレジン10連荘 → 20000個

Pアレジンプレミアム10連荘 → 12500個 

Pアレジンプレミアムでは2万発を出すのには16連荘しなければ到達しない事になります。

もしかしたら今でも地域密着店でモーニングサービスをやっておられるかも

管理人の推測ですが例えば地元住民しかホールにやってこないお店では今でもやっておられるかも知れません。

ただそういったホールが今でも営業継続できていればの話ですが。